緊急放流＝逃げろ！～誰が命を奪ったのか～ – TBSラジオ

ラジオ局：TBSラジオ
日付：2020/01/06 ～ 2020/01/06
パーソナリティ：取材：百合田彩（南海放送報道部記者）/ナレーション：松岡宏忠（南海放送アナウンサー）
２０１８年７月７日、西日本豪雨により愛媛県では肱川が氾濫。西予市野村町で５人、さらに下流の大洲市で３人が死亡した。なぜ、肱川は氾濫したのか…？
住民への取材で、野村ダムが緊急放流をしたために肱川が氾濫したという衝撃的な事実を知ることになる。住民が撮影した映像からも、緊急放流からわずか１０分前後でまちが水に浸かり始め、２５分後には津波のような濁流がまちを襲ったのが分かる。
野村ダムや四国地方整備局は「操作は規則通りで、ダムが被害を拡大したわけではない」と繰り返す。
しかし、住民は様々な疑問を抱いていた。「ダムがあるから安心と思っていたのに」「なぜもっと早く避難指示を出さなかったのか？」「下流域が安全とされる基準の６倍もの水を放流するとわかっていたら、逃げたのに」。 想定外の雨が続く日本には２６００以上のダムがあるが、同じ過ちを繰り返してはならないと「野村ダム緊急放流」を取材した南海放送報道部の百合田彩記者のリポートで全国に警鐘を鳴らすドキュメント。